トレーナーとしての思い

変な集客方法 ~チラシをまけ!?~

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営業を始めて6年が経ちました。実は今日までお金を掛けてチラシをまいたりはしていません。
チラシどころか看板も手作りでした。

開業当初はとにかく色々な業者さんが営業に来ました。
ブログ・HP開設したころからはネット関連の営業電話がひっきりなし。
彼らのためにブログやHPを作ったんじゃないか?と思うくらいでした。

開業してしばらくはお客さんが来ません。
これが1個数百円くらいの食べ物を販売するようなお店なら ”お!なんか新しいお店だ。何だろうあれ?” と試しに買っていく方があるでしょう。

しかし、私が扱っているのはパーソナルトレーニング。

当時はまだパーソナルトレーニングが一般的でなく ”パーソナルトレーニング?!なに?え?1時間6000円も取るの?!” なんていわれた頃でした。通りがかりの人が物珍しそうに店内を見ることはあっても、”試しに・・・”なんて感じでお申し込みいただくことはほとんどありませんでした。

お客さんが来ない。どうしたら良いかと人に尋ねると、たいてい ”チラシをまきましょう。” と言われました。所属してもらっていたインストラクターさんからも何度も言われました。

申し訳ないなぁと思いつつ、私はチラシをまくことはしませんでした。(ほんの数枚配って歩いた程度。)単に私があまのじゃくということもありますが、一応の理由がありました。

よく言われるチラシの反応率。つまり、チラシを何枚配ったらどのくらいの反応が得られるか、という割合です。この数字は、どんなチラシを・どのエリアにまくのか・取り扱い商品とその価格帯・そうした要因で変化してしまうため、なかなか統計的に有効な数字はないのだと思います。1000枚まいて1人反応があるかどうか、とも言われています。

フィットネスクラブ時代、頻繁にスタッフがティッシュ配りに行くのを見て私は驚きました。”へぇ~この業界ではまだまだ一般的なんだなぁ。” と。ちょっと意外だったのです。

当時、私のお店のヨガ・ピラティスのレッスンは1レッスン500円~2500円程度と低価格でした。
月謝制でもありませんでした。資金があり、多くのスタッフがいるようなお店ならチラシを配るのもありだとは思うのですが、基本的には私1人で運営している状態でしたので、ここに労力と資金を投入するのは得策ではないと感じたのでした。(費用対効果というんでしょうか。)

なにより(これは個人的なバイアス:偏見もありますが)、ここ最近自分がチラシ(街頭・ポスティング含め)を見て購買行動を起こしたことがなかったんです。駅前を通ると一生懸命チラシを配っている人たちがいます。ほぼ大半の人達がちょっと迷惑そうに通り過ぎます。私もちょっと遠回りしたりします。マンションの郵便受けには ”チラシお断り” の文字。私自身、帰宅時にあふれているチラシを見るとうんざりします。

ふと・・・

『自分自身が受けて迷惑と思うことを人にするのか?』

そんな考えがよぎりました。

それにもし、自分が作ってお一人ずつ手渡しだったら・・・必要のない人にはお渡ししないし、捨てられたら悲しいはず。

そう、チラシを企画する人→配る人→貰う人、お店側とお客さん(この場合、見込み客ということになりますが。)の間に距離があるから、こんな風に配れるんだなぁ・・・と気付きました。

実際は、情報を届けたいターゲットの年齢や特性によってこうしたチラシ(紙媒体)が有効なこともありますし、すべて無駄とは思いません。

ただ、よく言われることですが、情報は『貰う』時代から『自分で探す』時代に変わっています。

ただ、集客には私なりのもう一つの考えがあります。

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