なぜフィットネスクラブに入らないか?あるいは、フィットネスクラブに入ってもやめてしまうのか?
一般的なアンケートには真実は表れないと思っている。
運動をしない人にとって、運動は非日常。
人間にとって、日常の外に足を踏み出す行為は、それだけで苦痛を伴う場合がある。
そうでなくても運動は苦手。
ようやく勇気を振り絞り、フィットネスクラブに向かう。
周りはみんな出来る人。
出来ない自分が恥ずかしい。
インストラクターさんは別の生き物に見えるかもしれない。
なんとなく居場所がなく、疎外感さえ覚えるかもしれない。
今日も残業。
疲れて運動する気になれない。
あそこは運動する場所だ。
運動しないと“先生”に怒られる。
怒られるのはやだな。
“出来ない”自分を見に行く気にはなれないな。
こうしてフィットネスクラブは俺・私にとって、“無関係な場所”になっていく。
もし、運動しなくてもいいよと“先生”が言ってくれたら・・・
今日も残業。
こんな時間じゃまたコンビニ弁当かぁ・・・
健康のために何かしなくちゃいけないのに。
こんな時間じゃ身体にいいものも食べられない。
どこかで一息付いて、身体にいいものを食べたら。ほんの少しでも“健康のため”に努力したことにならないかなぁ・・・
健康のためにフィットネスクラブに入る。
運動のためにフィットネスクラブに入る、ではない。
健康のために運動
ゴールは健康
健康のためには運動だけ?
運動だけの施設だから、多くの人にとって“非日常”で“無関係”な場所になる?
健康のためのコンテンツがある場所
と、定義しなおしたら?
今日も残業。
フィットネスクラブに行って一息付こう。
一息付けて、“美味しくて・身体にいい”食事がちょっと食べられるから。
疲れてるけど、せっかくだからちょっとだけ運動しようかな?
“先生”も気が向いたらちょっとやればいいよって言ってくれたし。身体にいいものを食べるだけでも、健康のために頑張ったねって言ってくれるし。
今日はひとつだけやって帰ろう。
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これが正解ではないかもしれない。
でも、ヒントにはなる。