近隣にホットヨガスタジオが新たにオープンするようです。
思えば・・・この辺りもずいぶん変わりました。
私が小さなスタジオを開いたころは、総合のフィットネスクラブが一軒あったのみ。
それが今では・・・
総合フィットネスクラブ×1
24時間ジム×2
ホットヨガ×2
ずいぶん賑やかになりました。
少し前、加圧トレーニングジムが駅前にオープンしたりもしました。
正直、フィットネス関連のお店が出来るときはいつもドキドキします。
加圧トレーニングとパーソナルトレーニング、似ているようで若干顧客層が違うのですが、それでも不安になり、ちょくちょく見に行きました。
一年を待たず、その加圧トレーニングジムは閉鎖になっていました。
”勝ち残った” という思いと ”明日はわが身” という不安。
両方入り混じった、なんともいえない気持ちで眺めたのを覚えています。
他業者の参入。どんな業種でも脅威であり、しかし止められないものです。
最近は ”競争” ではなく ”共創” の時代とも言われ、仮に同業者であってもお互い協力し合いながら業界を盛り上げていくべきだとも言われます。
とはいえ、同業種であればやはりお客様のお金と時間を奪い合うことになります。
”参入障壁” 他者が容易に入ってこられないような仕組みを持つことを言うのですが、実際には模倣されない仕組みはありません。
パーソナルトレーニングジムは(作るだけなら)誰にでも作れます。
必要な機材や道具はそれほど多くありません。
いつも不安でした。
”他の人が参入してきたらどうしよう?” と。
参入障壁、なんて私には作れない・・・それなら。
”まずはお店を大きくしよう。リスクはあるけど大きくしよう。”
大きくすることで、より多くのお客様を迎えることができます。
大きくすることで、より多様なサービスを提供できます。
”ハフモデル” というのがあるそうです。
『近くて魅力度の高い店舗ほど顧客を吸引できる』というもので、このとき店舗の大きさは重要なポイントだそうです。
”お客様に圧迫感を与えない広さ、他のサービスも試せるように。”
そんな思いで施設を大きくしましたが、あながち間違っていなかったのかと少しだけ安心しました。
大きさだけでなく、魅力ある店舗であること。
それもひとつの参入障壁なのかもしれないですね。
以前は、5年とか10年のくくりで事業展開を考えたそうです。
今は本当に短い時間ですべてが入れ替わるかのような時代です。
3年・・・いや1年単位での変化を要求されるかもしれません。
迷ったり、完璧を求めていては足が鈍ります。
走りながら創る。
まさに、です。