経営者を目指して

物件について⑧|内装費の具体例

更新日:

Pocket

では実際に、私がパーソナルトレーニングジムを作った時の内装費の具体例をご紹介します。

例1)最初のお店
広さ 40㎡
物件の状態 スケルトン(何もない状態)

<工事内容>

トイレ新設
シンク設置
店舗奥休憩室
鏡設置
照明
入口
窓枠取り付け


*写真にはエアコンが付いていますが、エアコンはない状態でした。
<内装費>
約250万円 (トイレ便器・エアコン・給湯器などは別)
店舗面積は小さいながら全く何もない状態でしたから、工事内容は結構多かったです。
床やファサード(入り口部分)が予算の大部分を占めています。

例2)ジム店舗
広さ 50㎡
物件の状態 トイレ・エアコン・照明あり

<工事内容>
更衣室作成
天井塗装
鏡設置

ジムとして借りた物件は、トイレ・エアコン・照明はそのまま使える状態でした。

<内装費>
約90万円 
工事内容はそう多くないのですが、意外とかかりました。塗装は、塗料や養生などで手間と材料費がかかります。なので、費用の三分の一くらいは塗装代です。

例3)現在の店舗
広さ 280㎡(二階建て)
物件の状態 スケルトン(一部照明あり)

<工事内容>
サッシ(入口)
トイレ新設
照明
壁面トレーニング機材設置

<内装費>
約250万円 
今までで一番広い物件でしたから 、工事内容のわりに費用が掛かっています。そのほとんどが入り口です。ガラス張りの大きなファサード。(写真上:入り口などお店の一番”顔”となる部分)

ガラスや鏡は高いので一部ガラス・一部パネルで作ってもらおうとしたのですが、それだと発注先が増えるからよけいに費用が高くなるということで全面ガラス張りになりました。

実は、初めは一・二階全体の見積もりを取ったのですが、250万円の予算に対して500万円提示されてしまいました。仕方なく、ファサードとトイレだけで・・・とお願いしたら、業者から断られてしまったのです。(採算が合わない、と)

慌てて以前お願いした業者さんに連絡して、予算内で工事してもらいました。なので、この時は一階のみ。二階はほとんど自分で作りました。


*間仕切り壁も自作

大工さんが作るのを見て、やり方を覚えて自分で作りました。
結構体力が必要なので、工事する度にずいぶんダイエット出来ました(笑)
一年間は手作りであちこち手直しをしながら、ベストなレイアウトを探ろうと思っていました。

一年たってお客さんもスタッフも増えた頃、二階を改装しました。
二階の改装は約180万円。
なので、合計すると当初の見積もり通り。大体500万円くらいになりました。

いかがだったでしょうか?
資金力のある会社なら、始めから一定のクオリティの店舗をしっかり作ります。
お店のテーマ・ターゲットの顧客に合わせた内装デザインで作りこんでいくのでしょう。

しかし個人の場合、資金力にも限界があります。何より全てが手探り。
導線を妨げないレイアウト、店舗全体のイメージ・デザインなど、やりながら修正を加えていくことになると思います。

まずは必要最低限の機能。軌道に乗ったら修正。そうして大きくしていくのも一つの手だと思います。

-経営者を目指して

Copyright© 亀有 パーソナルトレーナー ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。