骨盤矯正

前回 のブログで 骨盤はゆがむか について触れました。

タイムリーにお客様が ”骨盤矯正に行ってきた。” とおっしゃったので、どんな内容でしたか?と聞いてみました。

その前に、そのお客様は骨盤矯正がしたくて接骨院に行ったのではなかったそうです。ちょっと腰が痛かったので来院したそう。しかし、いつのまにか骨盤矯正をするはめになったそうです。ちなみに、骨盤矯正の部分は保険が適応しません。なので予想外の診療費が請求されたそうです。

本題、骨盤矯正の内容です。お客様も正確な内容は覚えてらっしゃらないようでしたが ”脚を引っ張られて、あと背骨を抑えてまっすぐに・・・” というような内容だったそうです。

接骨院・整骨院を開院するためには柔道整復士の資格が必要です。本来、骨盤矯正や背骨の矯正というのは柔道整復のカリキュラムには入っていないはずです。

接骨院・歯科医院・美容院の飽和状態は全国的なものとなっています。接骨院も、本来の保険診療だけでは経営が成り立たず、こうした自費診療の拡大を図る治療院も多いのでしょう。

さて、脚を引っ張って骨盤が矯正できるのでしょうか?脚の骨がなす股関節は、人体の中でも大きな可動性を持ちつつ、頑丈な安定性も持っています。相反するこの機能を可能にしているのは、強固な筋肉・靭帯をはじめとする軟部組織。

この股関節の機構があるおかげで、歩いても走ってもジャンプしても重いものを持ち上げても問題ないわけです。

ここを何度か引っ張ったくらいで骨盤が矯正できるのかどうか?(脚の長さはそろいます。が、骨盤の”ゆがみ”とは無関係だと思います。)

むむむ~と思った午後でした。

骨盤はゆがむか

”骨盤がゆがんでるって整体の先生に言われた~”

”骨盤矯正に通ってるんです。

ちょくちょくお客様とこんな話になります。ところで、骨盤がゆがんだ状態ってどんなイメージですか?上の写真でいうと、右と左の骨がずれてるイメージでしょうか?

実は、骨盤は(ほとんど)動きません。ゆがむことも通常はなく、もし言葉通り ”ゆがんだ” 状態になったら、激痛で歩くことさえままならなくなります。

骨盤の後面です。真ん中の仙骨と左右の骨は強固な靭帯でしっかりくっついています。

長い間、骨盤にある仙腸関節は不動関節で “動かない関節” と言われていました。現在はわずかな可動性(数ミリ程度)を有することが確認されています。

とはいえ、この動きはほんのわずか。この動きを街角の ”整体屋さん” が10分1000円前後で調整してくれるとは思えません。

街のあちこちでやられている “骨盤矯正” は、正確には “骨盤の空間的位置を変える” じゃないかと思います。

それってどういうこと??

次回実験してみましょう。

ダイエットと家電製品

少し前に、”最後のダイエット”という本が出版されました。その著者の方が興味深いことをおっしゃってました。

”これからのフィットネス業界は、家電製品との戦いになる。” と。一瞬 ”ん?” と思いましたが、記事を読んで納得しました。

世の中はどんどん便利になっていく。どんどん人間は快適さを追及していく。どんどん楽になっていく。その快適で楽な生活から離れて、人間はわざわざ運動するのだろうか?そんなお話でした。

人間は快適さを求めます。楽に効率よく物事が運ぶように工夫します。もちろんそれが文明を発展させてきたのですが・・・

フィットネスに携わる人間なら一度は聞いたことがある数字があります。

『3%』

何の数字だと思いますか?実はこれ、日本人のフィットネス(クラブ)参加率です。そしてこの数字、もう何十年も変わっていないそうです。ホットヨガ・サイクルエクササイズ・ボクササイズ・・・多種多様なフィットネスがこれだけ増えたのに、この数字は1%も変わっていない。

ある日ふと思いました。”駅でエスカレーターを使わず、階段を使う人はどのくらいいるのだろう?”と。正確な数字はないと思います。直感でどのくらいと思いますか?きっと数%ではないでしょうか。

エスカレーターを使っている方にもし ”階段とどちらが健康によいでしょう?” と質問したら、多くの方が階段と答えるのではないかと思います。ではなぜエスカレーターを使うのですか?とお聞きしたらなんと返ってくるでしょう。

疲れる・時間がない

比較的多い答えはこのあたりじゃないでしょうか。この回答、フィットネスクラブを退会した人にアンケートを取っても、同じ回答が上位に来ます。

そう考えると、フィットネスに携わる人たち(一応私もですが。)がこの3%を増やそう!とするのが、かなり難事業なのもうなずけます。

”階段を使いましょう!こちらの方が健康にいいですよ!楽しいですよ!気持ちいいですよ!・・・でも有料ですよ。”

快適な楽な暮らしが無料で、汗をかき、エネルギーを使うほうが有料。

こりゃかなりの難事業だと思いませんか?

本能とスポーツ

前回の記事で、男性が好むスポーツ・女性が好むスポーツについて少し触れました。

>> トレーニングと野生本能

少し話がそれますが、男の子を対象にしたテレビ番組のタイトルは”濁音”が使われていると言う話があります。ゴレンジャー・ガンダム・マジンガーZ・・・(年代がバレますね 笑)

これは、こうした濁音が野蛮な響きにつながり、男の子の興味を誘うことからあえて濁音が選択されているそうです。

伝統的に男性が好むスポーツは、狩りの能力や戦い、強さを求める要素が含まれています。

格闘技などは分かりやすい例ですが、例えば一見戦いとは無関係に見えるゴルフはどうでしょう?

ゴルフというスポーツは、<広い空間の中で> <戦略を立て> <狙った場所にボールを運ぶ> という競技です。

紳士・淑女のスポーツですが、これは <狩り> の能力がふんだんに使われていると思いませんか?

広い空間の中で獲物を追いかけ、矢を射る。ゴルフはそんな狩りに似ていると思いませんか?

ところで、ゴルフもそうですが男性は <道具> にこだわる方が多いです。そして多くの場合、男性を惹きつける要因は <機能性> です。(女性の場合は、いかに自分自身を美しく見せてくれるか、もしくはそれ自体が ”可愛いかどうか” ということが重要なようです。)

男性は機能性に惹かれます。ゴルフクラブでも家電でも。それはきっと、 ”他のオスよりも優位に狩りを行いたい・強い野生動物に負けないようにしたい。” そんな気持ちが無意識に表れているのではないのかな?と思います。

現代人はどんどん ”人間らしさ” ”生き物らしさ” を失っているように感じているのですが、まだまだ原始的な本能の部分は生きているのかもしれませんね。

トレーニングと野生本能

”デットリフトをやらないとおさまらない夜があるんですよ。”お客様にそんなことをお話したら、ちょっと引かれた私です(笑)

ところで、デットリフトはご存知ですか?

床からバーベルを一気に持ち上げるというこの種目。実は、安全に重たい物を持ち上げる姿勢ともいわれます。

しかし、扱う重量はかなりのもの。(私でも実際のトレーニングの時は100kg以上を扱います。)床から持ち上げる瞬間は少し恐怖心も伴います。なのになぜ、この”デットリフト”を無性にやりたくなる日があるのか・・・?

一般的に男性(つまりオス)には闘争本能があります。(女性にはないというわけではないと思うのですが・・・)

現代生活では野生動物に襲われたり、逆に狩りに行く機会なんてのも通常ありません。しかし、闘争本能そのものは残ってはいるようです。

男性が好むスポーツは戦いや狩りの能力を使うものが多いんです。反対に女性は、美しさを追求するものを好む傾向があります。

私がこの種目をやりたくなる日は、何かストレスを感じたとき。見るからに重たそうなバーベルと向き合い、恐怖心を乗り越えてそいつを持ち上げる。恐らくそんなところに”戦い”の臭いがするので、重いバーベルに勝利(=持ち上げる)することでストレスを解消しているのかもしれません。

と、もう一つ・・・

動作の終盤バーベルを床に置くのですが、その瞬間が何かを叩き壊すようで快感なのかもしれません(笑)ロッカーがギターを叩き付ける・・・なんかそんな感じなのかもしれませんね。