冒険

20代の頃、自転車で地元・新潟から沖縄まで旅をしたことがあります。(あ、海はフェリーです。)

自転車が好き 海が好き 空が好き

沖縄に行ってみたいし、毎日自転車を好きなだけこいだらどれだけ楽しいだろう。そんな単純な動機でした。

世界一周するわけでも、日本さえ一周するわけでもない。それでも、今まで一度も経験がないことなので本当に不安いっぱいでした。

毎日寝る場所が違うのか・・・それより寝る場所は確保できるのか・・・

今と違ってスマホなんてまだなかった頃です。出発前に図書館に行って、コピーした地図を片手に旅に出ました。

途中、いろんな方に声をかけられました。

”頑張って!”

”えらいね~”

時には食べ物を頂いたりもしました。

”頑張ってるね” そんな風に言われると、ありがたくもあり申し訳なくもありました。自転車に重い荷物を載せて走る・・・はためには”頑張ってる”と見えたのでしょう。

”自分は好きなことしかしていない。遊んでるだけだ。仕事もしていないのに・・・”

心の中では、世間の皆さんごめんなさい、なんて気持ちでいました(苦笑)

”ああ・・・頑張ってる人を応援したくなるって、日本人のDNAに組み込まれているんだな。”

自転車を降り、普通の格好で街にいるときには決してそんな風に応援はされません。

旅行者と旅人

”どこまで行くの?頑張って!”

そんな声をかけられると、旅人に戻ったんだな、なんて思いました。

出発前、一冊の本を読みました。自転車で世界中を冒険した方の本でした。

その中の一文・・・

『冒険の偉大さは、移動した距離や経験したことの内容で決まるわけではない。例え行き先が隣町でも、それがその人にとって勇気が必要なことならそれは偉大な冒険だ。』

その人が今まで経験したことがない新たなことにチャレンジする、勇気を振り絞って・・・それこそが冒険なんだ、と。

今、自分が取り組んでいることなんて大したことではありません。どこにでもよくある話。

でも、私は今までそれをやったことがありません。どうやっていいかも分かりません。

世界初でも日本初でも業界初でもありません。

当たり前すぎて誰も気にもとめないでしょう。

でも、私には冒険。命がけの冒険なんです。

価格設定

ライザップのジーンズが話題になっていました。正確にはライザップが買収したジーンズメイトのジーンズ、ですが。はっきり覚えていないのですが、確か4,990円~6,990円という価格帯だそうです。

ユニクロなどは低価格路線で2,990円~3,990円くらいでしょうか。EDWINなどナショナルブランドは10,000円~。いわゆるヴィンテージとなると更に高額に。

つまり、ジーンズメイトとしては中間の価格帯である4,990円~6,990円という価格設定で勝負をしようということらしいのですが・・・さて。

相場・・・一般的に想像されるモノの値段があります。これよりかなり安い価格を設定すると注目されやすくなります。逆に、これよりはるかに高い価格も注目されます。

中間の価格帯というのは、実は結構難しいものなのかな?と思います。

有名な言葉で『値決めこそ経営』というのがあります。

自身の商品・サービスにいくらの値段をつけるか。逆に、この値段で勝負したいから、その値段で利益が出るように仕組みを作るということも。

価格・値段の設定はその後の利益を決定すると同時に、どの市場に参入するのか、どこと比較されるのかということにもなります。

パーソナルトレーニングでいえば、高額に設定した場合ライザップなどの高額ジムと比較されるようになります。反対に安く設定した場合、24時間ジムや一般的なフィットネスクラブなどとも比較されるようになるかもしれません。

価格を設定する。

それは確かに、商売のすべてを決定するといってもいいのかも知れません。

使わない言葉

サイトをリニューアルしていました。サービス内容を短く分かりやすく表現しようと文言を考えていたのですが・・・

『マンツーマン指導のフィットネスクラブです。』

そう書きかけて、あわてて削除しました。

”指導” 実は私が使わないようにしている言葉の一つなんです。

マンツーマンで受けられるサービスというのは最近増えています。背景には時間の価値を高めるという最近の消費動向も影響しているのだと思います。

例えば学習塾。『個別”指導”の〇〇塾です。』と、個別で指導することを売りにしているところも多いようです。

私たちの仕事も”何かを習うもの・教えてもらうもの”と、認識されるのでしょう。だから時に、先生と呼ばれたりします。

先生

指導

教える

お客様は何気なく使われたりします。しかし、私からは決して使わないようにしています。

『先生というのは教師に対しての呼称だ。それ以外の人間が”先生”なんて呼ばれるとろくなことがない。』

政治家など、先生と呼ばれることがある人達に向けたそんな指摘を聞いたことがあります。

私はいわゆる”体育指導者”というような職からパーソナルトレーナーになったわけではなく、販売員・サービス業から転職しました。

だから、指導します・教えますそんな言葉は使えません。もちろん”先生”でもありません。

こうして、個別指導型のサービスが増えた今、マンツーマントレーニング指導と書いたほうが伝わりやすいんだと思います。

しかし、違う表現を探しました。

変わらないこと ~宅配と無人ジム~

amazonより

ネットで見かけてネットで購入したのがこちらの本。

今、宅配会社が大きな難局にあります。原因が何かといえばまさに↑これ(笑)ネットでちょっとしたものまで注文出来てしまうということ。

この市場が宅配会社のキャパシティを超えて大きくなっていったことで、荷物を捌ききれなくなっているというのです。

しかし、問題の本質は量の問題ではなく、宅配便が ”人から人への手渡し” を前提として作られたシステムであるということなのでは?と考察されていました。(同時性というそうです。)

今朝ふと目にした記事・・・1コイン100円で始められるフィットネスクラブ

え~?!という驚き。いや待てよ、1日100円だから月3000円か。それぐらいならありえるか、と思ってみたらやはり無人ジムでした。

同時性を解消することが今後のビジネスの可能性を広げるといわれています。つまり、人と人が同時に同じ時刻・同じ空間にいなくてもサービスの授受(商品の購入など)が出来るシステムを作る、ということだそうです。

ある意味最近増えた無人ジムというのは、この同時性を解消することでもあるのかなぁ?(厳密にはちょっと違うように思いますが)なんて思いながらそのクラブのサイトを眺めていました。

この秋、一つの取り組み・挑戦をしようと思っています。といっても私に出来ることなので、業界を揺るがす!とか、現代のフィットネス業界に一石を投じる!みたいなことではなく(笑)

子供の成長は早いのですが、大人になってしまうと数年経っても大きな変化がなかったりします。

昨日と今日、ほんの一日ではなおさら。全く変化がないようにみえるでしょう。

しかし、この全く変わらない状態を、からだは必死で ”維持” しています。変わらない状態を保つため、代謝・再生を繰り返し、見た目には大きく変化がない状態を保っているそうです。

実際は、様々なものが代謝され新しく作り直されています。

いつも思います・・・

”一年後、こうしていられるかな?”

来年の今頃も変わらず、こうしてお店をやっていられるかな?と。

変わらないためには、変わらなければいけない

常に変化をし続け、変化し続ける周囲の環境に適応していく。そうしてはじめて ”変わらない”  状態になる。

本当に全く何も変えずにいたら、あっという間に陳腐化していきます。

変わらないために 変わる

そんな2017年の後半戦にしたいです。

例え失敗しても。

変化と抵抗

”こんな風にしてみたいんだけど、お前どう思う?”

今、自分がやろうとしていることを他の誰かからこんな風に相談されたら、きっと私は・・・

”やめとけ、それは難し過ぎる”

そう答えてしまうでしょう。

やろうとしていること自体は大したことではありません。しかし、結構難しいところに足を踏み入れてしまうんだなぁ・・・と感じています。

一気に数が増えたパーソナルトレーニングジムは、この先コモディティ化が進み淘汰されていくのだろうと思います。

規模が小さい事にはプラスの面もマイナスの面もあります。小規模であれば必要な経費も少なく、運営は楽です。

反面、施設や設備の特色が出しづらく、他のジムとの明確な差が作りづらくなります。

施設・設備面で言えば、総合クラブは言うに及ばず比較的小規模な24時間ジムにもかないません。

サービス面ではどうでしょう。

”パーソナルトレーニングジムの本質的な差はトレーナーの質だ!”

多くのトレーナーがそう考えているんじゃないかと思います。しかし、それはお客様が来て下さってなおかつ他のトレーナーさんと比較して初めて感じるものです。

では、美脚とか美尻とか美容分野に特化するような方法はどうでしょうか。

これはターゲットを明確にし、サービス内容を伝えやすくする方法です。

しかし、商売の仕組みは変わりません。

変わらなければいけない、そんな時期に来ているのだと思います。しかし、本当に難しいポジションにいるのだと感じます。

物体が動くとき摩擦が起こり、それが抵抗となります。

動かなければ何も起きません。そのままの状態です。動き出した途端、一歩踏み出した途端、そこには抵抗が生じます。

”そこにとどまるべきだ。無理をするな。”

そんな自分の声との摩擦、抵抗。

抵抗が生じたということは、動き出した証拠。

変化の始まりです。