珍しく山に行ってきました。
といっても登山ではなく、山小屋に一泊してきました。
地元から車で1時間か1時間30分くらいのところ。
スキーなどで訪れたことがある地でしたが、そのスキー場よりさらに上まで車で。
”こんなところに・・・?”
少し不安になるくらいの山道を登り終えると、一軒の山小屋があらわれました。
山小屋、といっても小さなホテルといった感じでした。
結論から言うと、とても良い時間を過ごせました。
久しぶりの山の緑、川のせせらぎ、そういった環境ももちろんなのですが
なによりこのホテルそのものに癒されました。
特別なサービスや豪華さはないんです。ごくシンプル。
しかし、全てに手が行き届いているのがよくわかるんです。
館内はどこも清潔。周りは何もない山。部屋にはテレビもないですし、電波も届かない。
でも、不便さはない。むしろ本当に快適なんです。
小さなホテル・・・客室数も多くはありません。
だからこそ本当に静か。
なによりスタッフの方々の姿勢。
洗練された”ホテルマン”ではありません。
フロントにいた方が、次の瞬間レストランでお料理を運んでいたりします。
でも、皆さん自然体で本当に暖かい接客をしてくださるんです。
やり過ぎない、本当に自然なサービス。
ふと思い出したのは、ここ最近求められるサービスに変化が起きているというネットの記事。
”おもてなし” ”至れり尽くせり” ではなく ”不便がない” ”簡便な” サービスが求められているそうです。
一方で人口の減少・人件費の高騰もあり、無人ビジネスが広がっています。
無人ビジネスって、±ゼロって感じがするんです。
悪いこともないけど良いこともない。
もちろん、簡便で不便がないという事でもあるでしょう。
けど・・・
小さなホテルの在り方に、いろいろと考えさせられた夏休みでした。
豪華さでなく
目新しさでなく
ちょうどよい大きさ
自然体の接客
そんなジム、そんなサービスを作っていきたいです。