苦労したほうが|ジム・スタジオが出来るまで⑬


『新たにジムを作る。』

そう決めて動き始めました。実は、最初のスタジオからほんの少しの場所に”ここでやってみたいなぁ”という物件があったんです。

実際に物件を確認し、打ち合わせも進んでいました。

同時に、スタジオでレッスンしてくださるヨガのインストラクターさんの募集も開始しました。

未経験者、経験者、超ベテラン(!)キャリアはさまざまでしたが、本当に気持ちの良い人たちが集まってくれました。

『よし!みんなのためにも頑張ろう!』

気合を入れた矢先でした・・・

『すみません。あの物件、やはりダメでした。』

仲介業者さんから連絡が入りました。内装の打ち合わせからインストラクターさんの採用、銀行の融資、すでに自分の計画は進んでいたのに・・・

『ここまで進んでいるんです、何とかなりませんか?』

私は、ビルのオーナーさん宛てに手紙を書いて仲介業者さんに渡しました。しかし答えは変わらず、しまいには仲介業者さんも連絡を返してくれなくなりました。

後々知りましたが、ビルオーナーさんの中には”フィットネスクラブ”が入るのを嫌がる方も多いようです。騒音・振動・夜間営業・・・オーナーさんにとっては懸念事項が多いようです。

”人々の健康に寄与する健全なモノ”この仕事をしている自分にとってはフィットネスクラブはそういうイメージでしたから、まさかそんなに嫌われ者なのか・・・とショックを受けました。

再度、物件探し・・・幸い、駅の反対側によさそうな物件を見つけました。とはいえ、最初に見ていた物件よりは距離がありましたし家賃も予算オーバーでした。

『やるしかない。』

こうと決めたら回り道するのが嫌いな性格。準備を進めました。

その後は順調に進み、銀行の融資もすんなりOKが出ました。物件も契約し、中に入れるマシンも手配しました。

『最初のスタジオを作るときはあんなに苦労したのに、今回は・・・』

不思議なもので、順調に行くと逆に不安になったりします。初めてのときより二回目の方が勝手も分かってきますし、実績も少しは出来てくるので、ある程度順調に進むのは当然と言えば当然なんですが。

『はじめに苦労したほうがうまくいく。』

なんとなく自分はそんな風に思っていましたから、何か起きるんじゃないか?と不安に思っていました。

内装もあらかた終わったころ、注文していたマシンが届きました。梱包を解き、組み立て。出来上がったマシンを見て”あれ?!”と気付きました。

やはり、すんなりとはいかないか・・・

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