トレーナーとしての思い

自分のやり方③

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レッスンプロとトレーナーの連携が取れていない。これは大きなマイナスと思い、自分はもちろん他のトレーナー達のためにも何とか橋渡し役になろうと考えたんです。

所属クラブでは空き時間にトレーニングをしていました。

お客様と同じ目線に立ち・同じ空間でトレーニングをする

それが私の営業方法の一つになっていました。同じようにゴルフのレッスンを受けてみよう、そう思ったんです。

私は自費でゴルフのレッスンを受けることにしました。

『うわっ!すげえ!』

私の姿を見て、レッスンプロの方が驚いて思わずそうおっしゃいました。私は、わざわざボディラインがはっきり出るようなウェア(アンダーアーマーのような)でレッスンを受けることにしました。

『みんな見てみろ!やっとトレーナーらしいのが来たよ!』

やっと・・・?不思議に思う私にレッスンプロの方がこう続けました。

『あいつら(研修を担当しているトレーナー)腕立て伏せも出来なかったんだぜ。ようやくトレーナーらしいのが来たよ!』

なるほど・・・と思いました。レッスンプロからトレーナーが信頼されていない。これでは、連携ができていなくても致し方ない、と。

何回目かのレッスンを受けている時、別の打席に入ったお客様がレッスンプロに話していました。

『すごいね、あの人。』

いつも通りぴったりとしたウェアでクラブを振る私を見て、驚いたお客様が思わずそうおっしゃいました。すると・・・

『彼はうちのトレーナーなんです!』

今思い出しても嬉しい瞬間でした。誇らしげにレッスンプロの方が私をそう紹介してくださったんです。

『いや、まだ研修中なので。デビューしたらよろしくお願いします。』

そう頭を下げ、研修に向かいました。

自分のやり方はここでも通用する。

そう思えた瞬間でした。少し前進した、と。

しかしこの後、トレーナー会社のほうからNGが出てしまいました。研修も受けずに勝手なことをするな、と。

『研修の前後、あるいは研修のため時間を作ったけど研修担当のほうからNGが出た日のみレッスンを受けている。』

そう説明しましたが、とりあえず勝手な真似するなの一点張りでした。

実はそれ以前に、当初練習場の横に予定されていたセッションルームが、同じ建物のマンション部分に移動になっていました。セキュリティがしっかりしたマンションです、簡単に入ってこれる場所ではない。これでは売り上げを上げることは難しいだろうと感じました。

自分のやり方、それが他の地でも通用する可能性を感じることが出来たので、そこでの活動は終えることにしました。(数年後、内部のトラブルでインドアスクール自体が閉鎖しましたので、撤退して正解でしたが・・・)

相手の目線に立ち、相手の気持ちを想像すること

信頼を得られるように自分を磨くこと

どの場所でも変わらないことだと感じました。

 

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