仕組み


右も左も分からず『お店を作ろう』そう思った私の手元にあったのは”カフェを開く人の本”でした。その当時はカフェに行くことすらなかったので、なぜカフェを開く人の本を持っていたのかはいまだに謎ですが(笑)

いわゆるハウツー本です。立地を決めましょう、メニューを決めましょう、お金を準備しましょう・・・など簡単に説明してある程度の内容でした。

そこに載っている、実際にカフェを開いた人達を見て『いいなぁ~俺もいつかこんなお店を・・・』と思っていました。

お店を作ろうと思ったら、あなたならどんなことを考えますか?

お店の名前?

どの辺りに?

こんな内装で?

こんなメニューで?

値段はこのくらいで?

こんな感じでしょうか。実際に私がこんな感じで考えていました。

前にお話した通り、開店当初は『パーソナルトレーニングなんて、まだまだこんな小さいお店では売れない』そう思っていたので、ストレッチ(リラクゼーションマッサージ)とヨガなどのレッスンが中心のお店にしようと思っていました。そこからパーソナルトレーニングもちょっとずつ、と。

結論からいうと失敗しました。

オープン当初、手作りの看板に<オープン記念 ヨガレッスン無料体験>なんてやっていましたから、すっかり”ヨガの店”と認知されてしまったんです。

実際にお店の中はというと、何もない空間だけがある状態。

ストレッチのお客様はほとんど来ませんでした。

看板に何が書いてあるのか

お店の中は何が(設備)あるのか

道行く人はそこをチェックして、”ああ、あのお店は〇〇屋さんなのね。”と認知するんだと思い知らされました。

それならばヨガとピラティスのレッスンを中心にしようと、レッスンの本数もインストラクターさんも増やしていきました。少しずつお客様は増えていきました。が・・・

結論からいうと失敗しました。(また・・・)

あとで分かったことですが、お店を作る時にまず考えなければいけない重要な事を私は考えていなかったんです。

最初のお店は40㎡ほどの小さいお店でした。レッスンの定員は6名に設定していました。そのくらいがストレスなく動ける限界の人数でした。

絶対とはいいませんが、この時点でグループレッスンを主体にお店をやったらうまくいかない事が私には見えていなかったんです。

なぜうまくいかないのでしょう?

例えばフィットネスクラブだと、月10000円前後でレッスンは受け放題です。ヨガスタジオなどだと、もう少し高いケースもあります。レッスンの本数も1日に6~9本くらいはあるでしょうか。スタジオは30~40人くらいは収容できます。

広い面積がある(収容人数が多い)から、多くのインストラクターさんを抱えて月10000円前後で運営することが出来るんです。お客様の数×単価が売上の基本ですから。

スタジオが小さいという時点で、価格を高めに設定しなければいけなくなるんです。

しかし、そう簡単にはいきません。特にヨガは。

提供しているところ(人)も多く、公民館などでは500円なんて価格設定で教えている人もあります。

高い給料をお支払いして人気のインストラクターさんを入れることも出来ませんから、レッスン単価を高く設定することも出来ませんでした。

スタジオは、豊富なインストラクター・豊富なレッスン(種類・本数)があることで魅力・競争力が生まれます。

そのためには、人的な初期投資(良質なインストラクターさんの確保)をするか、設備投資(広いスタジオ)をする必要があったんです。

私は・・・

レッスンスタジオという商売の仕組みを知らなかったんです

お店の雰囲気やメニュー、価格そういったもの以前に

<商売の仕組み> つまり <儲けの仕組み>

を考えなければいけなかったんです・・・

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