ダイエットと食文化 ~赤身肉を食べろ?!~


ずいぶんと日本人の『食』に対する意識は変わったのだなぁと、最近思います。(実際は、ネットの発達でいろんな人の意見に触れる機会が増えた、というのが正解なのだと思いますが。)

糖質制限の話でも少し触れましたが、糖質をあまり含まない・高タンパクということでお肉、特に赤身肉をすすめるトレーナーさんは多いようですね。

私は見ていませんが、有名なトレーナーさんが朝から赤身のステーキをバクバク食べる様子がテレビで紹介されていたとか。

太るのか太らないのかはさておき・・・その食事、本当にいいのかな?と疑問になります。

まあ、朝からバクバク塊の赤身肉を食べられる消化能力(と経済力)は尊敬に値しますし、赤身肉が悪いとはいいません。が、特別よいとも私は思ってません。

塊のお肉と茹でた野菜

なんか、食事としてちょっと寂しい気がするんですよね。プロビルダー、コンテストを目指す方、あるいはアスリート。様々な理由・主義で特殊な食事をとる事はあると思います。でも、それを普通にダイエットを目指す方にあてはめてよいのかな?と。

私も塊のお肉を食べたい衝動にかられることはあります。私の世代だとご馳走といえばやはりステーキ・お寿司でしたし、塊のお肉は狩猟本能や闘争本能を刺激すると言われますから(塊のお肉を食べた後は攻撃性が高まるという実験結果も紹介されてましたね。)男性としては、時々欲しくなるのは本能的なものかなとも思うんです。

熟練のコックが吟味されたお肉を絶妙な焼き加減で・・・となれば立派な料理ですが、チェーン店や自分で焼くと言った場合、極論するとただ肉を焼いただけ、と言うことになります。

ダイエット指導をしながら思う事。

『人間だけが食べることを”文化”にした。』

ということ。調理・料理をするのは人間だけです。

もともとは、そのままでは食べられないモノを食べられるように・栄養を取り出せるようにしたのが”調理”。現在のように、世界中のどこの食材でも手に入るようになる前は、その土地にあるものを食べるしかなかったわけです。採れる食材、それに合わせた調理法。そうして食べることが”文化”といえるところまで発展してきたんだと思うんです。

日本食は諸外国も注目する”食”の一つ。肥満が深刻な問題となっているアメリカなどは、健康的なイメージのある和食は人気があるようです。

ダイエット指導のため、色々と勉強しました。

基礎的な栄養学 時間栄養学 レプチン・トランスレーショナルサイエンス 腸内細菌 などなど

読むほどに、いかに肥満治療が難しいのかよく分かります。

そうした中から、理想の食事とはどんなものだろう?と考えるのですが、やはり”和食”がよいのではないかと思わされるんです。

きちんと調理された和食は、出汁を使うことで”旨味成分”で味の基礎を作ります。このことは、糖分・塩分などの調理料を適切にしてくれます。糖質を避けようとする方も増えてきましたが、お米の持つ糖質は精製された砂糖とは構造が違います。更に、玄米で食べると食物繊維も多く摂れ、栄養価も高くなります。

加えて和食は発酵食品が多い。味噌や納豆などは大豆の発酵食品です。発酵食品は腸内細菌の働きを助けます。

腸内細菌が栄養の吸収とも深く関わるので、腸内環境を整えることは、健康にも肥満の予防にもとても重要なんです。

季節の素材を丁寧に調理する和食。余計な味付けを控え、素材の旨味を引き出します。大切な自分が食べる食事ですから、時にはそうした”手間がかかっている”料理を食べてあげて欲しいなぁと、思うんです。

余談ですが

ガツガツ筋トレして、お肉をバクバクって・・・

痛風とか大腸癌とか、大丈夫なのかしら??

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